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・  序文，目次

概要

動物の行動に関する研究が進むにつれて，しつけ，あるいは訓練に対する考え方も大きく変わってきました．著者は，褒美を与えることを基本とするトレーニングを効果的に行う方法を，最新の研究成果や自らの経験をふまえてわかりやすく説明しています．また本書は，トレーニングの方法を段階的に詳しく説明しているだけでなく，犬を教育するとはどのようなことか，訓練がうまくいかなかったり問題行動が起きたりしたときの解決方法，リードの使い方などについても解説しています．これから犬を飼ってみようと思っているひとだけでなく，すでに愛犬と暮らしている人にとっても有益な一冊となっています．

目次

はじめに

訳者序文

第１部　準　備

第１章 新たに始める

第２章 犬はどのようにして学習するか

第３章 罰と褒美

第４章 褒美を使ったトレーニングの実際

第５章 プルーフィングのすべて

第６章 トレーニングを超えて

第７章 あなたの愛犬

第８章 準備はできていますか

第２部　呼び戻しのトレーニング

第９章 子犬の呼び戻し

第10章 成犬の呼び戻しのための準備

第11 章 基本的な呼び戻し

第12 章 人間に対するプルーフィング

第13 章 犬に対するプルーフィング

第14 章 異なる場所で

第15 章 すべてをまとめて

第16 章 生涯にわたる呼び戻し

第３部　問題解決

第17 章 どこで方向性を間違えたか

第18 章 手に負えない

第19 章 逃亡する犬

第20 章 方向を変えて歩く

第21 章 巧みに身をかわす

第22 章 訓練用リードの使用

第23 章 愛犬と一緒に活動的になる

第24 章 動作の完了

役に立つ情報源

索引

著者紹介

ピッパ・マッティンソン（Pippa Mattinson）

ピッパ・マッティンソンは，イギリスの銃猟犬の段階的なトレーニング・スキームの創始者で，銃猟犬トラストの指導者です．彼女は動物学の学位を持ち，犬の行動に特に興味を持っています．彼女は，犬のトレーニングに30 年以上の経験を持ち，銃猟犬クラブの段階的なトレーニングに関する一般向けの本の著者です．彼女は，熱心なブロガーであり，本と記事を通じて多くの人が愛犬とすばらしい関係を構築出来るように手助けをしています．

訳者紹介

小玉　博明（こだま　ひろあき）

1948 年山形県生まれ．東京教育大学理学部卒．理学博士．約20 年間大学で細胞生物学の分野の研究に従事．以後，製薬会社と公的研究機関で，技術移転および研究開発の仕事に従事している．現在，ゴールデン・ドゥードルを飼育中．