マンガで楽しむ!! ラクラク電波とレーダ 増補改訂版
更新日:2016/09/29
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概要
電磁気学の基礎から、電磁波の性質、マクスウェル方程式、モバイル通信、さらにレーダの仕組みとその応用までを、マンガを交えて詳しく解説しています。増補改訂版では、説明をよりわかりやすくするとともに、最新の話題を追加しました。教科書としても使える、充実した内容の一冊となっています。
各章は、マンガ、登場人物の会話による導入、そして解説、という構成になっています。「解説」では、数式や図表を多数用いて、基礎から応用、最新の話題までを実例とともに詳細に説明しています。
目次
まえがき
プロローグ
登場人物紹介
第1 章 電波とは
1.1 電界
1.2 磁界
1.3 電磁場とベクトル場
1.4 電波の進む方向とエネルギー
1.5 電波は電磁波の一種
参考文献
コラム 単位の接頭語
第2 章私たちの暮らしと電波
2.1 電波の利用
2.2 電波で情報を送る
2.3 レーダ
2.4 携帯情報端末
2.5 データ通信
2.6 GPS
2.7 ワンセグ放送
2.8 電波時計
2.9 電波を送受信する装置:アンテナ
参考文献
第3 章電波の伝わり方
3.1 空間を伝わる波:何が伝わっているのか
3.2 波特有の現象と電波の伝わり方
3.3 導体を伝わる電磁界の波
3.4 屈折,透過,反射の一般論
3.5 金属や水に侵入した電波の振舞い
参考文献
第4 章電波と法規制
4.1 免許不要の無線局
4.2 技適マーク
参考文献
第5章 レーダ
コラム GPS衛星の仕組み
5.1 電波とレーダ
5.2 レーダ方程式とレーダの基本構成
5.3 捜索レーダ
5.4 高分解能レーダ
5.5 気象レーダ
5.6 合成開口レーダ
参考文献
第6章 追尾レーダにおける測角,測距方式
6.1 概要
6.2 測角方式
6.3 測距方式
参考文献
コラム レードーム(レーダドーム)
第7章 電波・レーダの新しい利用
コラム 人工衛星の高度
7.1 宇宙太陽光発電
7.2 人工衛星からの電波・レーダによる観測
7.3 電波望遠鏡
7.4 GPS
7.5 大気を測定するレーダ
7.6 地中を観測するレーダ
参考文献
索 引
著者紹介
中司 浩生(なかつか こうき)
広島県出身
1960年~1990年 大阪大学大学院工学研究科修士課程修了後,三菱電機(株)に勤務.
レーダの設計,研究開発に従事.
工学博士
1990年~2003年 広島工業大学教授
専門は電磁気学,応用電波工学
[著書]
「基礎伝送工学」(コロナ社,1997年)
「基礎電磁気学」(共著,コロナ社,1996年)
「学生・技術者のための電磁波の散乱 ―増補版―」(シュプリンガー・ジャパン,2002年)
「レーダシステムの検討のために」(シュプリンガー・ジャパン,2004年)
「電波の不思議」(一灯舎,2007年)
野崎 洋(のざき ひろし)
東京都立大学理学部物理学科卒業.
大阪市立大学大学院理学研究科物理学専攻 修士課程修了.