著者紹介
安藤 四一(あんどう よいち )
生い立ち
1939 東京生まれ.3歳のとき両親の故郷へ疎開,美作の自然(小川の水面と底の小石,菜の花と蝶,水車と水しぶき,轍の小路(通学路),梢を通って差し込む窓からの月光,焚き火,川面に映るホタルの光り)に魅せられ地元「火ノ神」で百姓を目指す.幼稚園拒否,小学校登校拒否するも姉からお巡りさんが迎えにくるという一言で断念.1952 年父他界.このとき母からこの世は何回も滅びその度に再生したのでは?(「火ノ神物語・宇宙循環説」未刊)と聴く.このことがきっかけとなり「環境・人間・時間とは何か」について,この視点から研究を重ね現在に至る.
略歴
1960 神戸大学建築学教室勤務;1962 国家公務員上級甲種「通信」合格(音響の反射,散乱,放射等の研究);1968 航空機騒音の胎児・児童に及ぼす影響の研究(−1975);1975 早稲田大学より工学博士(室内音場の電算機シミュレーションと心理的評価);1975 ゲッチンゲン大学第3 物理学研究所研究員:アレキサンダー・フォン・フンボルトフェロー(コンサートホール音響学の研究−1977);1979 神戸大学工学部 助教授(聴覚−大脳機能の研究);1995 神戸大学大学院(自然科学研究科)専任教授;2001 Journal Temporal Design:“建築・環境の時間設計に関する国際学術誌”(http://www.jtdweb.org/ 創刊;−現在);2002 フェラーラ大学(イタリア)名誉博士;2003 神戸大学名誉教授.
主な著書
「読者一人ひとりへ」のところを参照.
原著論文
(1) Ando, Y. (1968). The “interference-pattern method” of measuring the complex reflectioncoefficient of acoustic materials at oblique incidence, Electronics and Communication inJapan, 51-A, 10-18. (2) Ando, Y. (1969/70). On the sound radiation from semi-infinite circularpipe of certain wall thickness, Acustica, 22, 219-225 など約130 編.