わが家のお医者さん 過敏性腸症候群
更新日:2008/05/31
わが家のお医者さん シリーズ一覧
サンプルページ(PDF)
・ 第3章
概要
過敏性腸症候群はごく一般的な消化器の不調ですが、それに悩む人にとっても、治療にあたる医師にとっても謎の多い症候群です。胃潰瘍や関節炎などとはちがい、臨床検査、X線検査、内視鏡検査などにより過敏性腸症候群であるかどうかを確認することはできません。
本書はまず、消化管の構造と機能、および、過敏性腸症候群の症状と、その診断方法について説明します。過敏性腸症候群の原因についてわかっていることなども説明します。その後、一般的な便秘や下痢などの症状を説明します。これにより正反対に思われる症状が同じ症候群に含められている理由がわかるでしょう。最後にこれらの症状とうまくつき合っていく方法などを示します。本書を読むことで過敏性腸症候群に関する知識が広がり、そのしくみを深く理解することで、過敏性腸症候群の症状にうまく対処できるようになるでしょう。
目次
第1章 はじめに
第2章 消化管
第3章 過敏性腸症候群の症状
第4章 痛みを理解する
第5章 過敏性腸症候群の原因
第6章 診断を受ける
第7章 便秘
第8章 下痢
第9章 関連症状
第10章 治療
第11章 過敏性腸症候群との付き合い方
付 録 日本における過敏性腸症候群の診断ガイドライン
役に立つ情報源
索 引
私のページ
著者紹介
キーラン・J. モリアーティ(Kieran J. Moriarty, CBE)
顧問内科医および消化器専門医.消化器障害患者の治療経験が豊富.おもな研究分野は,腹痛,アルコール,過敏性腸症候群,腸障害.医学への貢献が認められ,2002 年にCBE(大英3等勲爵士)を受勲した.
監訳者紹介
荻野 俊平(おぎの しゅんぺい)
医学博士
日本内科学会認定総合内科専門医
日本神経学会認定専門医
日本医師会認定産業医
財団法人 京都健康管理研究会 中央診療所 神経内科,総合診療内科医
訳者紹介
三枝 小夜子(みえだ さよこ)
東京大学理学部物理学科卒業
翻訳家