世界給与・賃金レポート 2016 /2017 職場における給与・賃金の不平等
更新日:2017/05/09
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・ 目次、要約
概要
『給与・賃金レポート』は世界中の実質賃金の推移を分析し,世界全体および地域別の賃金動向の実態を提示している.賃金と生産性のつながりや,労働所得シェア,賃金不平等,最低賃金,ジェンダー別給与格差などに関するデータが示されている.
2016/17年版では職場レベルでの不平等も検討した上で,賃金不平等が企業内不平等と企業間不平等のそれぞれに起因している度合いに関する実証的データを掲載し,詳しく分析している.また,賃金に関する重要な政策問題にかかわるレビューも盛り込まれている.
目次
序文
謝辞
要約
PART I 主要な賃金動向
1 はじめに
2 経済状況
3 世界および地域の賃金動向
4 賃金・生産性・労働所得シェア
5 賃金不平等と最低賃金
6 ジェンダー別の平均給与格差
PART II 職場における不平等
7 はじめに
8 賃金分布の全体像
9 労働者の特性
10 企業間および企業内の賃金不平等
11 ジェンダーによる給与格差と職場
PART III 要約と結論
12 グローバル・レベルにおける政策協調の重要性
13 過度な賃金不平等を削減するために各国が取り得る固有の措置
14 不平等を削減するその他の措置
補遺
Ⅰ 世界の賃金トレンド:方法論の問題
Ⅱ ILO 地域グループ
Ⅲ 地域による国の包含率,および世界的な推定
Ⅳ パートⅡ向けのデータと国の抽出
Ⅴ 分散分解
原注
参考文献
著者紹介
ILO(International Labor Organization)
まる懸念、そしてあらゆる改革は国際的なレベルで進められるべきだという確信を体現するものとして設立された。
第2次世界大戦後、フィラデルフィア宣言によってILOの基本目標と基本原則が拡大され、力強く再確認された。宣言は戦後における独立国家数の増大を予見し、大規模な対途上国技術協力活動の開始を明言した。1946年、ILOは新たに設立された国際連合と協定を結んだ最初の専門機関となり、創立50周年にあたる1969年にはノーベル平和賞を受賞。
訳者紹介
田村 勝省(たむら かつよし)
東京外国語大学および東京都立大学卒業.
旧東京銀行および関東学園大学教授を経て翻訳家.