更新日:2016/03/05
・ 目次,要約
『世界の雇用及び社会の見通し 動向編2015』は,脆弱な雇用やインフォーマルな雇用,勤労貧困など仕事の質にかかわるさまざまな次元に加えて,雇用,失業,労働力参加,および労働生産性などに関する最近のトレンドについて,グローバルな視点からみた概観を提示している.この概観は世界のすべての国を対象に含み,主要な地域と部門における労働形態を説明している.加えて,本レポートでは所得や社会の動向を検討して,社会不安の指標も示している. 本書は2015-19 年の期間について,雇用,失業,および労働力にかかわる予測も示している.
このような研究による主要な発見は,世界経済の拡大は2008 年のグローバル危機が発生して以降に出現してきた顕著な雇用と社会のギャップを埋めるには弱すぎるということである.2014 年現在,世界全体で約2 億100 万人が失業しているが,今後5 年間で世界の失業者はさらに1,100 万人増加すると予測されている.
労働市場が根本的な変化をみせるなか,所得不平等が拡大しつつある.かつては半熟練労働者が行っていた仕事の多くが自動化されてきている.
世界全体の最新の労働情勢および今後の予想に関する有益な資料を数多く掲載している.
本書の付録に誤りがありました.
「付録2」は,90ページの「・・・各国ごとに選択されている.」までとなっております.
「付録3」は,その後につづいている「他の労働市場指標に加えて・・・」から始まります.訂正版を以下に掲載いたしました.誠に申し訳ございません.今後はこのようなことがないように,十分に注意して取り組んでまいります.
・ 付録2,付録3