世界の雇用及び社会の見通し 動向編2015

更新日:2016/03/05

世界の雇用及び社会の見通し

動向編2015

国際労働機関(ILO) 著

田村 勝省 訳

2016年1月 発行

定価 3,000円

ISBN:978-4-907600-39-6

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・  目次,要約

概要

『世界の雇用及び社会の見通し 動向編2015』は,脆弱な雇用やインフォーマルな雇用,勤労貧困など仕事の質にかかわるさまざまな次元に加えて,雇用,失業,労働力参加,および労働生産性などに関する最近のトレンドについて,グローバルな視点からみた概観を提示している.この概観は世界のすべての国を対象に含み,主要な地域と部門における労働形態を説明している.加えて,本レポートでは所得や社会の動向を検討して,社会不安の指標も示している. 本書は2015-19 年の期間について,雇用,失業,および労働力にかかわる予測も示している.
このような研究による主要な発見は,世界経済の拡大は2008 年のグローバル危機が発生して以降に出現してきた顕著な雇用と社会のギャップを埋めるには弱すぎるということである.2014 年現在,世界全体で約2 億100 万人が失業しているが,今後5 年間で世界の失業者はさらに1,100 万人増加すると予測されている.
労働市場が根本的な変化をみせるなか,所得不平等が拡大しつつある.かつては半熟練労働者が行っていた仕事の多くが自動化されてきている.
世界全体の最新の労働情勢および今後の予想に関する有益な資料を数多く掲載している.

訂正

本書の付録に誤りがありました.
「付録2」は,90ページの「・・・各国ごとに選択されている.」までとなっております.
「付録3」は,その後につづいている「他の労働市場指標に加えて・・・」から始まります.訂正版を以下に掲載いたしました.誠に申し訳ございません.今後はこのようなことがないように,十分に注意して取り組んでまいります.
・  付録2,付録3

目次

謝辞

要約:雇用面での新たな混乱

1.グローバルな雇用および社会の動向

はじめに

A.労働市場のトレンド

B.社会の発展と傾向

補遺

2.地域別動向:不均質で不確実な回復

先進国・EU

中央・南東ヨーロッパ(非EU)およびCIS

ラテンアメリカ・カリブ

東アジア

東南アジア・太平洋

南アジア

中東・北アフリカ

サハラ以南アフリカ

3.公平な仕事に向けた中期的な挑戦

はじめに

A.労働供給の縮小と人口の高齢化

B.職業パターンの変化

C.所得不平等と経済成長の加速/減速

結論

補遺

付録

付録1 世界と地域別の状況

付録2 労働市場の推定値と予測値

付録3 職業別および部門別雇用の推定値と予測値

付録4 実質賃金の伸びの推定値および予測値

付録5 地域グループ

参考文献

著者紹介

国際労働機関(ILO)

ILO:The International Labour Organization( 国際労働機関)
http://www.ilo.org/tokyo/lang–ja/index.htm

訳者紹介

田村 勝省(たむら かつよし)

東京外国語大学および東京都立大学卒業.
旧東京銀行および関東学園大学教授を経て翻訳家.


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